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春のライブツアー 第3弾 初の名古屋公演
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名古屋ライブの顛末 その2 ~列車旅と名古屋飯、そしてリハーサル~  

 家にいても朝の事故のことで気分が滅入ってくるので、私は予定より少し早く出発した。
 京都駅でJRに乗り換え大津駅でいったん下車して、大津の街に住むなーさん(ギター)や、後からくる列車に乗っているまこちゃん(ボーカル)を待った。
 駅のホームは琵琶湖から吹いてくる風が心地よくて、落ちていた気持ちがだんだんと旅気分へと変わっていった。
 なーさんやまこちゃんと乗った列車に、近江八幡の駅で最後にやまさん(ドラム)が乗車し、無事、全員がJRの車内で合流できたのは午後7時30分を過ぎていた。
 当初は米原駅で新幹線に乗り換える案もあったが、待ち時間を考えると新快速で行っても対して変わらないことが分かり、皆、金のないこともあって在来線での旅となった。
 列車の旅ということでテンションが上がったおっさんたちは、無邪気にはしゃいだ。長年付き合っているのに私は知らなかったのだが、なーさんが意外に鉄ちゃんでいろいろな鉄道に関する豆知識を披露した。
 4人揃ったら車内でビールで乾杯・・・・の予定だったが、米原での乗り換えが慌ただしくて買い込むタイミングを逸し、空腹を感じ始めたおっさん4人の口数はだんだん少なくなっていった。
 時折口を開くと話題は名古屋飯のことばかりになり、味噌カツ、名古屋コーチンの手羽先、きしめん、エビフライ――挙げ句の果ては明日の朝の豪華な名古屋モーニングのことにいたり・・・・その話も一通り済むと、後は所在ない時間が過ぎていった。
 スマホの画面を見ていたまこちゃんが、
「あかん。こんなもん見てたらなんか腹立ってきた」
と怒っている。画面を覗くと「名古屋飯」の文字といくつかの料理写真。空腹の頂点に達したらしい。
 なーさんは停車時間が少し長い駅で「ダメ元で」と言い残し列車から降り、アルコールを求めてさまよっている。
 やまさんは――寝てたかな。きっとあれはふて寝だ。
 私はと言えば、妻が「おいなりさんあるよ。」と勧めてくれ、出がけに一つだけつまんだ小ぶりのいなり寿司の味が口の中に蘇っていた。もっと食ってくればよかった。

 名古屋駅に着いたのは9時を少し回っていた。駅前のビジネスホテルでチェックインを済ませ、駅前通りに出た。旨そうな酒場が軒を連ねていたが、食事の後はライブ会場に行ってリハーサルがある。空腹のおっさんたちが居酒屋に入ってしまえば腰が落ち着いてしまうのは必至なので、涙をのんで駅ビル内の「うまいもん通り」にある名古屋飯が食べられる店に入った。
 フードコートに毛が生えた程度の店だったが、とりあえず皆でシェアした手羽先の唐揚げは絶品だった。余分な脂は抜けているのに肉はジューシーで軟らかい。表面はパリパリに揚げられて名古屋風の甘辛い味付けが施されている。生ビールとの相性は抜群だった。
 4人とも「旨いなあ」以外の言葉はどこかに落としてしまったらしい。ビールを飲んでは「旨いなあ」、手羽先かじっては「旨いなあ」。ことによるとうっすら涙ぐんでたかもしれない。
 私は正直なところ、手羽先は得意な方では無く、脂が多すぎると思っていたのだが全くそんなことは無くて、空腹の味付けもあって、これなら何本でも食えるなと思った。
 ジョッキを1杯(他の3人は既に2杯(笑))空けたちょうどいいタイミングで出てきたのは、味噌チキンカツ定食。(定番はとんかつなのだろうが、入った店は鶏屋だった)味噌で味付けされた名古屋コーチンのカツがご飯によく合って、大盛りご飯もペロリと平らげた。
 食後、明日のライブ会場となるライブハウス”LIVE SONGS”に向かうために乗ったタクシーの運転手は、偶然にも昔東京や名古屋を中心に活動していたバンドマンで、栄にあるライブハウスに着くまで、大先輩が活躍した当時の音楽シーンの興味深い話をたくさん聞くことができた。
名古屋ツアー_1 着いたライブハウスはステージこそ多少手狭な感じがあったが、とても感じのいい店構えで、待ってくださっていたマスターやマスターの奥様もとても素敵な方たちだった。
 マスターはドラマーで昔は近畿圏在住だったそうだ。なーさんとは20年ぐらい前に一緒に演ったこともあるらしい。ライブイベントでは私も出会ってるらしいのだが、失礼なことに全く記憶に無かった(汗)。
 セッティングを済ませいよいよリハが始まったのは、11時近かったろうか。
 ベースアンプはYAMAHA社製のもので、昔よく練習スタジオで見かけたものだった。実はそのアンプはギンギンの音がしてあまり好きなものでは無く、内心「アラララ・・・」って感じだったのだが、持って行ってたSchecterのベースとのマッチングがいいのか、実に素直な音がしてテンションが上がった。ダイナミックレンジも広くて、ちょっとしたタッチの違いも敏感に反応してくれる。音の出し入れは容易そうだった。
 音作りに時間がかかるかなと思ってたのだが、アンプ側のイコライザーはフラットにしておけば、後は使い慣れたエフェクターを少し調整するだけで済んだ。
 何曲か演奏し、バンド全体のボリュームバランスを確認してリハーサルは終わった。時計の針は既に日付が変わったことを告げている。
 マスターと奥様に、遅くまで付き合って頂いたことに感謝申し上げ、私たちはホテルに戻った。ホテルの近くのコンビニで酒とつまみを買い込んだが、やまさん(ドラム)は日頃の疲れが溜まっているのだろう、割と早い段階で寝てしまった。私も昼間の事故の件もあってクタクタで、2時過ぎには眠りに落ちた。タフなまこちゃんやなーさんは明け方まで飲んでたらしい。

<つづく>


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Posted on 2017/06/04 Sun. 00:34 [edit]

category: エッセイ

コメント

☆マナサビイさん

> 事故、おケガがなくて良かったです! お相手の方もタチが悪い方ではなくて良かったですよ。不幸中の幸いでしたね。
ありがとうございます。でも今回の「不幸」は自分の招いたことなんで。しっかり自戒します。
> ライブ本番の様子も楽しみにしております! 
演奏の熱気がうまく表現できるかどうか、甚だ心許ないですが、頑張ります。

URL | きしもと #-
2017/06/10 21:54 | edit

事故、おケガがなくて良かったです! お相手の方もタチが悪い方ではなくて良かったですよ。不幸中の幸いでしたね。

ライブ本番の様子も楽しみにしております! 

URL | マナサビイ #-
2017/06/10 17:51 | edit

☆みむらんさん

> 車の破損はあったようですが、きしもとさんがご無事で何よりです。
> ホント良かったです。
けがしてたらライブどころでは無かったでしょうし
不幸中の幸いだったのかもしれません。
でも、自分が引き起こしたことですし
自戒せねばと思っています。

> リハーサルでの音調整はものすごく大変そう…。
こんな風に時間がたっぷりとれることは珍しいんですよ。
ワンマンライブならいざ知らず
対バンライブの場合、30分ぐらいです。フェスの場合は全くないこともあります。
だから贅沢な話なんです。

> あ!ジムにも通われているようで
> 良い音作りには健康第一ですね(^^)
> 頑張ってくださいね☆
はい。ぼちぼちと頑張ってますよ。

URL | きしもと #-
2017/06/05 23:16 | edit

あららら…
またしても大変でしたね。
車の破損はあったようですが、きしもとさんがご無事で何よりです。
ホント良かったです。
リハーサルでの音調整はものすごく大変そう…。
でも調整がバッチリ決まると気持ちよく演奏できるんでしょうね。
カッコいいライヴハウスで、カッコいい音が響くなんて最高ですね。
あ!ジムにも通われているようで
良い音作りには健康第一ですね(^^)
頑張ってくださいね☆

URL | みむらん #-
2017/06/05 11:20 | edit

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