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ルーブル美術館展  

chozeiri 京都市美術館で開催されているルーブル美術館展に行ってきた。16 世紀から19 世紀半ばまでのヨーロッパ風俗画の傑作約80点が、数百年経っていることが信じられない瑞々しい輝きを放ちながら並んでいた。家事にいそしむ召使い、物乞いの少年、つましい食卓につく農民の家族、庭園に集う貴族の男女など、身分や職業を異にする様々な人々の日常が描かれている。中にはニヤリとさせるわかりやすい風刺画もあった。「徴税吏たち」という絵に描かれている男の粗野で下卑た表情は、当時の腐敗した徴税吏たちへの軽蔑の思いが、劇画タッチといっていいぐらいに、直接的に描かれていて、思わず笑ってしまった。しかもこの絵は模写でありながら、その芸術的価値が認められているらしい。絵のテーマに似合いすぎる事実を知ってまた笑ってしまった。
 そしてお目当ては何といってもフェルメールの「天文学者」。
 画家である私の義兄にその魅力を教えてもらって以来、ずっと気になっているフェルメールの絵を間近でみることができた。Johannes_Vermeer義兄曰く、「当時、青の絵の具は大変に貴重で、しかもフェルメールはラピスラズリ(青金石)という宝石を砕いて作る高価な絵の具を、風俗画に使った。それまではこの絵の具は貴族から注文を受けた肖像画で使うのが当たり前で、一般の庶民を描くのに使うなどというのはありえないことだった」そうだ。この青のことを「フェルメール・ブルー」と呼ぶことも義兄から教わった。
 この偉大な絵の前に立って、私はその感想を述べる言葉を知らない。唯々、立ち尽くし茫然と見入るばかりだった。

と、まあ、絵に関してずぶの素人の私が、歴史的な展覧会のレビューを書き綴っていても仕方がない。ここから先は閲覧注意!

 この素敵な時間の最中、空気が全く読めない私の下腹部が急にキリキリと差し込み始めた。「嘘だろ」と思ったが、痛みは鑑賞の列を離れて個室に駆け込むことも考えねばならないほどだった。しかししばらくすると、よくあることで痛みはおさまってきた。周期的に襲ってくる痛みの波と戦いながら、私は鑑賞を続けた。
 だがそれもそろそろ限界かなと思い始めた頃、丁度うまい具合に展示フロアと展示フロアを繋ぐ休憩スペースに出た。トイレもある。急いでそこに足を踏み入れた時、二つある個室のうち、空いていた方のドアが閉まったところだった。解放感に身を任せる準備をし始めていた下半身を引き締めなおして、私はドアの前に立った。
 「その時」は案外早く来そうだった。手前の個室から「カラカラ」とペーパーをほどく軽快な音が聞こえてきたのだ。
「まだ早いぞ」
と、フライング気味のスタートを切りそうな下半身を戒めながら、私はドアが開くのを待った。
 しかし、本当の戦いはそこからだった。

カラカラ、カラカラ ────

延々とその音が続き、途切れないのだ。
「この潔癖野郎が!」
私の目は憎悪に燃えてドアを睨み付け、額からは脂汗がにじんだ。
 一巻き使ったんじゃないかと思うぐらいにその音が続いたころ、ようやく、勢いの良い水流とカチャカチャというベルトの音がし、ドアノブのカラーサインが小気味良い音を響かせて赤から青に変わった。やれやれと足を一歩踏み出しかけたその時、再びドアノブのカラーサインは「カチャッ」と音を立て赤に変わった。そしてまた、あの「カラカラ」が始まったのだ。
 こちらを油断させる見事な作戦。敵ながら天晴れ。まんまと嵌った私は白旗をも覚悟した。視界は狭まり、光を失い始めている。絶望の淵から身を投げようとした、まさにその時!神は私を見捨てなかった。私がここに来たとき閉まった奥の個室のドアが開いたのだ。私はあわてて駆け込み、ベルトを解く手つきももどかしく衣服の準備をし、無事、「その時」を迎えた。敗色濃厚だった戦いを制した私は、大きな安堵の吐息をつき、勝利の凱歌をあげた。鳴り響く天使のファンファーレが私を祝福してくれているようだった ────

 冷静さを取り戻したとき、隣からまだ聞こえている「カラカラ」の音の主に私は同情した。
 きっと彼は私以上に過酷な戦いを強いられているのだろう。使用している紙の量からして単なる潔癖症ではないだろう。凄惨を極めた現場で、一人悪戦苦闘しているに違いない。
 声にすることはできないが心からのエールを彼に送り、先ほど憎悪に燃えてドアを見つめ、心の中で罵詈雑言を浴びせたことをこっそり詫びた。


尾籠な話にお付き合いいただきすみませんでした。いつも応援ありがとうございます!!

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Posted on 2015/08/30 Sun. 22:45 [edit]

category: エッセイ

コメント

☆なーさん

内容が内容だけに
コトバ選んだんやけど…
滑った?(^^;;

URL | きしもと #ReOT891Y
2015/09/07 00:20 | edit

あのな…

難しい言葉を山盛り並べて、何を言うてんの。あんた。

URL | nagai@wease onG #-
2015/09/06 14:33 | edit

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