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日展  

 日展を見てきた。

 美術館は好きで時々行くが、日展を見るのは初めてだった。
 洋画、日本画、彫刻、工芸、書の五部門があり、楽しめた。
 日本画は随分驚いた。日本画というと、私は狩野派の絵や琳派(尾形光琳)の絵を思い浮かべる。
 しかし現代の日本画はそれとは全く違うもののように見えた。
 構図や世界観が洋画と全然変わらないのだ。初めは、なんで日本画を選んだ作家がこんな絵を描くのだろう、どうして洋画に行かないのだろうという、先入観による違和感があったのだが、単に画材として顔料の色彩が好きなんだなと思ったとたん、絵として楽しめるようになった。
 もはや、洋画、日本画というカテゴライズは無意味で、美術展もそのうち、同じフロアに展示されるようになるのかなと思った。水彩、油彩と同列に顔料で描かれた絵として展示する方がきっと自然だなと思った。
 工芸のフロアも楽しかった。染物や漆塗り、鍛金や鋳金、竹細工、磁器や陶器など様々な工芸品があり、つい夢中になりすぎて、「へー」「ほー」とうなりながら鑑賞していると、近くの人が怪訝そうな顔でこちらを見ていて、ちょっと恥ずかしかった。
 一緒に行った妻は学生時代、工芸(織物)を専攻していて違和感があったようだ。
 妻が言うには工芸品ってのはもっと生活に密着したものであるべきで、オブジェ的なものを工芸品として扱うのはおかしいと感じたようだ。
 私はそういうカテゴライズの基準(妻の基準はすでに過去のものなのだろうが)を知らないから、その造形美を単純に楽しむことができた。
 美術品を見るとき、カテゴライズや先入観はじゃまになるのだろう。
 ぬぐい去れない先入観は私にもあった。書のコーナーだ。文字には意味があり、それが読むことができない(私が無学だからなのだが)私は楽しくないと感じたのだ。
 海外で漢字のデザインが流行ってると聞く。
 外国人が漢字を見るときは、そこに意味を求めずデザインととらえるだろう。我々が英語のプリントの入った服を着るときも、いちいちそこに書かれている言葉の意味を気にしたりはしない。
 それと同じ感覚で見ればいいのだろうが、漢詩などが書かれた作品を前にすると、どうしてもそれを読もうとし、意味がわからないと楽しくないと思ってしまうのだ。
 これも文字に対する先入観なのだろう。

 義兄の作品は油彩絵画だから洋画のフロアに展示してある。初入選の作家ばかり集めたコーナーに掛けられていた。
 マンドリンを持った女性を描いた作品だった。見慣れた義兄の絵だが、こういう場所で見るとまた違って見えるなと思った。
 しばらく鑑賞していると、何作も義兄の絵は見てきたが、やはり何かが違うと思った。初め見たときに、違って見えると感じたのは場所のせいではないのかもしれない。
 断っておくが、私はそんなに確かな審美眼を持っているわけではない。だから入選という先入観にとらわれた、いい加減なことを書いてるのかもしれない。
 義兄の絵のモデルは長い間家族だったのだが、最近は街角でスカウトした女性にモデルとして家に来てもらって描いている。いろんな女性を、と言う意味ではなく、何作も連続で同じ人を描いている。きっと義兄の感性に響く何かをその人は持っているのだろう。
 家族を描いてきたときとは何か違うように思った。どこが違うと聞かれると答えられないし、どちらがいいとかじゃない。義兄が家族ではない人をモデルにしている意味が少しだけわかったような気がした。リアルさを追求するときそこに家族への愛は題材によっては邪魔になるのかもしれない。もちろんテーマが家族への愛である場合もあるだろう。義兄はそれだけでは満足しきれなくなったのかもしれない。
 少し思ったのは、義兄が描く静物画と似たものがあるなということだった。
 生きているように見えないということではない。うまく言えないが、より冷徹に対象を見て描いているように私には感じられた。

 義兄の作品を鑑賞していると、私の横で鑑賞していた婦人が、
「このスカートのドレープやシャツのしわは凄いわね。それにこのシャツのレースの花の細かさ。髪も一本一本描いてあって・・・」
と、うっとりとした溜息混じりに、連れの夫らしき人に喋っていた。
 私は
「この作者、私の義兄なんですよ。」
と言いたい衝動を抑えるのに苦労した(笑)。



関連記事

Posted on 2012/03/04 Sun. 22:53 [edit]

category: エッセイ

thread: アート - janre: 学問・文化・芸術

コメント

>PATTIさんへ


ありがとうございます。
ここのところFC2のランキングで上位でいさせてもらってます。
これも、PATTIさんの様に
ランキングバナーをクリックしてくださる方がおられるお陰で、
本当にありがたいことだと思っております。
元々バンドの宣伝のために始めたブログなのに音楽ネタは少なくて、
サブタイトルにあるように、
他愛もない「ヒトリゴト的ブログ」です。
なのになんども訪問してくださったり
応援クリックしてくださる方がいてくださる。
幸せなことだと思います。

URL | きしもと #s7IGOOmQ
2012/03/09 22:33 | edit

きしもとさん、こんにちわ。

わあ、びっくり!FC2ブログランキング ロックで1位じゃないですか!
ずっとそうでしたの?すごいすごい!

とにかく、おめでとうございます!

URL | PATTI #-
2012/03/09 18:48 | edit

きしもとさん、おはようございます。

なるほど~!
ライヴは自分の事でいっぱいいっぱいで、考えも及びませんでした。
後、ブログに写真にして載せることだってできますね。

いいアイディアありがとうございます。

是非、近々やってみたいと思います(^O^)/

URL | PATTI #-
2012/03/08 07:49 | edit

>PATTIさんへ


今も描かれてるのですか?!

水彩もステキですね。
あの透明感は日本の風景を描くのに
とてもあってるのではないかと思うときがあります。

どこにも出されないとおっしゃってましたが
例えばライブ会場に数点掛けるとか・・・・
ステキなコラボではないですか?

URL | きしもと #s7IGOOmQ
2012/03/07 22:49 | edit

きしもとさん、おはようございます☆彡
昨夜あのまま眠ってしまい、早くから起き出してます(^_^;)
展覧会の様子がよく伝わり、楽しく読ませていただきました。
もしそこに、父の絵があったとしたら、日本画になります。水彩絵具で書くので。絵のタッチは様々てす。面白いのは、黒は墨、白は何と、修正液を使うところ。絵具の上から光を表すのに使うため、透明でも、黄ばんでてもダメで、いろいろ試した結果だそうです。

URL | PATTI #-
2012/03/07 04:45 | edit

>ごきっちさんへ


ごきっちさん?
初め誰かと思いましたよ。(^o^)
早く春になればいいな~

URL | きしもと #s7IGOOmQ
2012/03/06 22:21 | edit

>ソライエさんへ


妻に伝えますね。
きっと喜ぶと思います。

私はフレームを外して見た方が楽しいなと感じました。

今までにないものをというのは、ものを創る人たちの共通の思いだと思うんです。
そうするとフレームは邪魔になることが多いです。
曲を作っててもどうしてもフレームの中に収まるようにしかできなくて
どこかで聴いたような曲やなと悲しくなること多いです。
フレームを外せたらきっと凄いものが出来るんやろなと思います。

URL | きしもと #s7IGOOmQ
2012/03/06 22:19 | edit

夕べのうちにコメントしようと思っていたのに
寝落ちてしまった。。。

義兄様の日展入選、おめでとうございます。

今回、激しく反応してしまったのが
奥様の「工芸品ってのはもっと生活に密着したものであるべきで、オブジェ的なものを工芸品として扱うのはおかしい」の部分。
いろいろ反論なり異論なりあると思うのですが
ワタシは奥様の意見に同意!
美術品とうたうなら造形美だけの追求でよいとも思いますが。。。
工芸品だけでなく、本来なら絵画もデザインにしても
使われるシーンにおいて、
心地よさや美しさだけの追求ではなく
機能美をおろそかにすべきではないと思っています。
オブジェ的という解釈も今となっては、その線引きも難しいですが。。
生活に根付いたものという根本の意識は
あってしかるべきではないかと思います。
って言う事で奥様とお友達になってみたいと思った次第です。

あ、まじめに書いたので、
アレルギーが悪化してきた。かゆい!

URL | ソライエ #-
2012/03/06 09:02 | edit

コメントありがとうございました!

高菜の花みたいですよ。
オーナーが言ってました。
農園中沢山さいていて、みつばちや蝶々が飛んでいるので
春を感じます。
いそがしい日々、農園でこんな光景を見ると
何もかもわすれて”ほわぁ~”としたいい気持ちになれます。
日展も素敵ですが、自然の醸し出す風景もいいですよ。

URL | ごきっち #-
2012/03/06 09:02 | edit

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