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ベース弾きのヒトリゴト的ブログ

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春のライブツアー 第3弾 初の名古屋公演
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佳き休日  

 今日は休日だったが、早起きした――――
 というか、休日だからといって長く寝てられる歳じゃ無くなったといった方が正確だ。
 キャベツと卵を炒めてカレー風味に仕上げ、トーストにのせた。濃く抽出したコーヒーには氷をたっぷり入れた。妻は早朝からパートに出かけているので、一人のゆったりした時間を楽しみながら、朝食を摂った。
 食後の一服をしているとき、居間の横にある洗面所兼脱衣所に目をやると、洗濯物が目につき、天気もいいし洗濯をすることにした。洗濯をして部屋の掃除をすれば9時半を待つのにちょうどいい。
 9時半を待っているのは1月からジム通いを始めたからで、オープンするのがその時間なのだ。(通うと言っても週末に行くのが精一杯で、週に1~2回。4月は多忙でほとんど行けていない)
 洗濯や掃除を終えジムに着くと、すでにたくさんの人たちがマシンに取り組んでいた。
 ストレッチを軽くこなして10種類ほどの筋力トレーニング。仕上げに併設されているプールで軽く泳いで有酸素運動、というコースをメニューにしている。
 マシンの負荷を少しずつ上げられてきていることを喜んだあと、小さな決意を胸に水着に着替えた。
「クロールで連続1km」
これが目下の目標で、今日こそ達成しようと思っていたのだった。
 学生時分、私は水泳部に所属していた。とはいっても決して速い選手ではなく、競泳というより遊泳に近い活動だった。当時の専門はブレスト(平泳ぎ)とバタフライだった(自由型では到底試合にならなかった)。
 現在はご多分に漏れず加齢により肩の可動域が狭くなっていて、バタフライは危険すぎるのでやらない。バックも肩が痛くて難しい。ブレストは流石にちゃんと泳げる(今の選手がやっているような腕のリカバリを水からあげてしまうような泳法では無い)が、好きな泳ぎは本当はクロール。なのに驚くほど息が続かないのだ。筋力は昔ほど無く肩も痛いくせに、泳いでいるとどうしてもピッチが速くなり、「ゆったり力を抜いて泳ぐ」という簡単なことができずにいた。
 力を抜いてさえいれば永遠に泳いでいられる、と思ったのは遠い昔日の話になっていて、喫煙の悪習もあるせいか1kmが信じられないほど遠く、ずっと歯がゆい思いをしていたのだった。
 それでも、通っている効果は徐々に出始めていて、ここ数回はずいぶん力が抜けてきているのを感じていた。
 プールサイドに出てみると、この時間は子どもたちのためのスイミングスクールが開かれていて、自由に泳げるコースは1コースしかなかった。だが、そのコースを使っているのは二人ほどの高齢のご婦人がいるだけで、幸運なことにお二人とも25mずつ刻んでゆっくり泳いでおられる。そういう方たちは、連続で泳いでいる人がいると端壁(飛び込み台のところやその反対側)で立って、追い抜くのを待ってくださる。
 「今日しかないぞ」
と改めて胸に誓い、水に入った。ウォーミングアップは既に筋トレマシンで済んでいる。壁を蹴ってゆっくりスタートした。
「水は軽いし息も楽だ。これなら行ける。」
500mほど泳いだあたりで、少しずつ人が増えてきて、男性も泳ぎ始めたようだった。でも、泳ぎながらうまく私をかわして抜き去っていってくれるので安心して泳ぎ続けることができた。通い始めた頃はこれができず、背後に泳いでいる人がいるのを感じると、ついムキになってピッチを上げてしまい、結局息が続かなくなっていた。

 今は初心者なんだ

そのことをどうしても認められずにいたのだった。
 600m,700m,と距離が伸びても全く疲れを感じない。目標達成を確信した。975mの最後のターンを終えて、最後の25mはスパートしようかと一瞬思ったが、やめた。ペースを守ることの方が価値があるように思えたからだ。
 1km完泳。
 足を着いて水から顔を上げたとき、まだまだいけそうだと感じた。息も少しも上がっていない。「永遠に泳げる感じ」が少しだけ蘇ったのが嬉しかった。それでも肩の辺りはぽかぽかと熱い。肩凝りで流れにくくなっていた血管が一気に開放され、血が流れ出しているようだった。嬉しく思うと同時に、痛みはないが無理は禁物かなとも思った。でも、1kmは無理な距離じゃなくなった。
 意気揚々と水から上がり、風呂場へと向かいシャワーの温度を少し下げて浴びた。冷たさが火照った体に心地よい。
 ジムを出て、自宅近くの喫茶で軽い昼食を済ませ、帰宅した。
 少し休憩を取った後、庭木の剪定に取りかかった。
花壇と源1 うちの庭(といっても小さな花壇と駐車スペースしか無いが)には、妻の趣味で花壇に雑多な草木が所狭しと植えられている。種類が多いだけに、手入れをまめにしないとすぐ雑然とした印象になってしまうのだが、ここのところの陽気で植木も草も伸び放題に伸びている。普段その剪定は妻がするのだが、夕刻まで帰らない妻を驚かせてやろうと剪刀はさみを手にした。
 飼い猫の源に長めのリードをつけて自由に遊ばせながら、鼻歌交じりに作業を進めた。源は花壇の草の中を探検するのが好きで、ずっとごそごそやっている。時折、パチンパチンと剪刀を振るう私をきょとんとした目で見上げている。
「なんやぁ?不思議かぁ?」
花壇と源2声をかけると、「クルルル」といった感じの、声にもならない小さなかわいらしい声を喉で鳴らして、またごそごそと草の中に姿を隠す。
 和庭園ではないので剪定と言ってもきれいに形よく刈り込むわけでは無く、なるべく自然な感じで仕上げることを心がけた。シンボルツリーにしているハナミズキの枝を刈るときには、妻の思いと違ったらどうしようかと少し躊躇したが、下の方の枝を思い切って払った。
 剪定作業を終え、足元に散らばった枝葉を掃き集めゴミ袋に入れて、たばこに火をつけた。すっきりした庭を眺めて一人悦に入ってると

き休日

ということばが浮かんだ。「佳き」という漢字がぴったりな、ちょっといい日だな、そんなことをぼんやり考えてたら源が「ニャア」と声をあげた。そろそろ家に入りたいらしい。



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Posted on 2017/05/21 Sun. 07:38 [edit]

category: エッセイ

失神  

遅くなりましたが、4月22日のびわこジャズ東近江2017に関連する記事です。
しかし、「観客に失神者が出た」とかそんな話ではもちろんなく、かなり残念な話です。

 びわこジャズ東近江2017の前日。東近江の地に前乗りし、昨年も泊まった安い温泉宿で前夜祭と称する宴会を開いた。参加者はバンドメンバーのみ。

 その日私は朝から仕事で、夕刻からはどうしても抜けることのできない職場の親睦行事に参加しなければならなかった。東近江まで車で行く必要があるので親睦行事でアルコールを飲むわけにはいかず、「ビールなしの焼き肉」という過酷な精神修養を強いられる羽目になった。早めの途中退出をしたが時間はひどく長く感じた。
 いったん家に戻りアンプやベースを積み込み、同じく仕事が長引いたボーカルの宇野氏を彼の自宅でピックアップして高速をひた走り、宿に着いたのは23時近かった。
 手早く温泉につかり、仲間たちが待つ宴席についた私は、腹こそ焼き肉で満たされていたが喉がアルコールを渇望していた。
 ビールを何本か開けた後、お待ちかねのドラムの山中氏手製の鮒寿司が皿に盛られた。(※鮒寿司――琵琶湖沿岸の家々で古来より作り続けられている、滋賀県の名物。琵琶湖に棲む大型の鮒に、米を詰めて塩に漬け込むなれ寿司。独特の香りがある。)山中氏は奥方の父上に教えを請うて、鮒寿司作りに初挑戦した。初めて漬けたとは思えない鮒寿司を肴に、これまた山中氏持参の近江の地酒に舌鼓を打った。
 翌日が楽しみにしていたライブ。そして誰と飲むより楽しいバンドメンバーと囲む宴席。それでつい飲み過ぎたのか、連日のハードワークがたたったのか――
 用を足しに立って、板の間に出た途端私の視界はブラックアウトした。一部始終を見ていた仲間たちの言によれば、まるで切り倒された木がゆっくり倒れるかのように、私は直立姿勢のまま前のめりに倒れたそうだ。
 強い「ガン」という衝撃で意識はすぐに戻り、前歯を爆発的な激痛が襲った。
「あかん、マジやマジや」
という仲間たちの声と駆け寄ってくる気配――。口内に広がる鉄臭い血の味――。腫れた唇
 意識がはっきりしてくるにつれ、歯が折れたかと心配になり、指で確認したがどうやら無事のようだった。少しぐらつくような気もするがたいしたことはなさそうだ。出血は上唇だけで済んでるようだった。 
「大丈夫大丈夫」
 心配してくれるメンバーたちにそう応え、タオルを濡らすために洗面所へ向かった。冷やさないと明日の本番、とんでもなく腫れた顔でステージに立たなくてはならなくなると心配したのだった。
 しばらく冷やしても痛みは相変わらずで、もうそれ以上飲む気にもなれず、床を延べてもらい私は一足先に眠った
 翌朝、冷やしたのが効いたのか、思ったより腫れはたいしたことなく、口髭のおかげで傍目には分からない程度で済んだ。

 そして本番。
 多忙を言い訳にした練習不足と前夜のハプニングがたたり、私自身の演奏は決して満足できる状態に無かった。
「客前に立てるレベルや無いがな」
そう私は独りごちた。
節制を考えなければならない歳になってる――
そのことを痛感した、春ライブ第1弾となってしまった。
(リベンジを誓った5月4日の大宮グッドフェスティバル2017の模様は、左の動画をご覧あれ。※スマホ等で閲覧の方はMENU→LIVE VIDEO.)

※写真は後日自宅にて撮影。困り顔が我ながら腹立つ!(^_^;)




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Posted on 2017/05/13 Sat. 21:06 [edit]

category: エッセイ

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