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ジョニ黒  

 私の酒歴は浅い。たかだか10年ほどだ。今でこそ毎日晩酌をするようになったが、以前は宴会の席で飲むことはあっても、自宅で飲むことは滅多になかった。酒より飯、だった。また酒に強い方ではなく、たまに飲むとすぐに酔いつぶれて寝てしまっていた。蒸留酒より醸造酒が特に苦手で、日本酒やワインなどを飲むと全身が怠く重たくなって、気分が悪くなることもしばしばあった。ビールなんて苦いだけでどこが旨いのかと思っていたし、酒が旨いとか言っている人も、どこか格好を付けてるだけで、本当のことを言えばジュースの方が旨いと思ってるんじゃないかとさえ思っていた。
 そんな私が、毎日のように飲むようになったのは、あるきっかけがあったのだが、それは今日の話とは関係がないので割愛する。とにかく今は毎晩飲まずにはいられない。平日はそんなに深酒をするわけではないが、毎日飲んでると自然に腕が上がり、酒豪揃いのバンドの打ち上げでも、メンバーと一緒に最後まで飲めるようになった。そして何よりうれしいことに、酒が美味いと思うようになった。
 普段は経済的なこともあって発泡酒ばかり飲んでるが、時々ウィスキーが飲みたくなる。酒を殆ど飲まなかった頃からウィスキーだけは美味いと思っていた。そんなに沢山飲めはしなかったが、飲むんならウィスキーが良かった。
 ウィスキー好きになったきっかけは、小学6年生の頃だったと思うが、オヤジの酒棚にあったウィスキー(Super Nikkaだった)を悪戯してこっそりなめてみたことだ。口に含んだとたんに、味わったことのない感覚といい香りが鼻腔と口いっぱいに広がり、その後焼けるような熱さが喉を降りていった。まるで魔法にでもかかったような一瞬の出来事で、なんて不思議で美味いんだろうと思った。その鮮烈な感動が今でも忘れられないんだと思う。
 私の子どもの頃は、ウィスキーと言えばサントリーの角瓶か、ダルマと呼ばれて親しまれていたサントリーオールドが主流だった気がする。
 そして親父たちが特別な思いで語っていたのがスコッチウィスキーだった。
 1ドルが350円の時代、舶来(この言葉も懐かしい。輸入品のこと)のウィスキーは高価で、一般家庭がおいそれと買えるものではなかった。中でもジョニーウォーカーは高級品で「ジョニ赤」と呼ばれていた赤ラベルのものは、頂き物で我が家でも見たことが何度かあって、親父はそれはそれは大事そうに飲んでいた。そして親父は「『ジョニ黒』という黒ラベルのものがあるんだ」とあこがれの気持ちを込めて、殆ど幻の酒のように語っていた。調べてみると当時ジョニ黒は1万円ほどで、大卒初任給の2ヶ月分相当だったと言うのだから驚く。

 昨日旨いウィスキーが飲みたくなって、酒屋に行った。いつもは国産ばかり飲むのだが、少し奮発するつもりで輸入品コーナーへ行った。輸入品は高いと思ってしまうのは子ども時代にすり込まれた先入観で、ずいぶん買いやすい値段になっているのは知っていたが、改めてじっくり見てみると驚くような値段のモノがある。中でも一番驚いたのは、ジョニ黒のグラス付きの特別パッケージで、2000円ほどで売っていた。国産のちょっといいランクのモノより遥かに安い。どんな仕組みでそんな値段で買えるのか知らないが、有り難い時代になったものだ。
 迷うことなく購入。家に帰ってわくわくしながら飲んだ。もちろんストレートで。いい酒は水や炭酸で割るのはもったいない。
 やはり旨い。すっと喉に入っていく。角の取れたいい味わいをしている。もちろんスコッチウィスキーの特徴のスモーキーフレーバーもしっかりあるが、味わいとのバランスもいい。
 モルトウィスキー(※1)のように輪郭のはっきりしている酒もいいが癖が強い。本腰を入れて飲む時はモルトもいいが、ブレンディッドウィスキーの方が私は好きだ。
 ブレンディッドというと大量生産のためのものと誤解を受けることがあるが、そうではない。スコッチはモルトウィスキーの癖をグレーンウィスキー(※2)で和らげ、まろやかにするためにブレンドが行われる。
 そして今回調べてみて初めて知ったのだがジョニーウォーカーの黒ラベルは40種類ものウィスキーをブレンダーが精魂込めてブレンドしているそうだ。つまりかなり贅沢な造りをしていて、しかもその全てが12年モノ以上の長期熟成。(ウィスキーは12年からがらりと性格が変わるといわれる。)やっぱり一級品の酒だ。 

 まあ、私の知ったかぶりの浅薄な能書きを遥かに凌駕して、この酒は確かに旨い。
 ぐだぐだうんちく書いてるより、もうちょっと飲もう~っと♪ 

jhonnywalker




※1 モルトウィスキー 大麦麦芽が原料。ラウドスピリッツ(主張する酒)と評される。
※2 グレーンウィスキー 原料はトウモロコシと大麦麦芽を5:1の割合で配合。サイレントスピリッツ(沈黙の酒)と評される。


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Posted on 2016/02/12 Fri. 23:25 [edit]

category: エッセイ

  

IMG_1980



 満開というところまではまだいかなかったが、梅は咲き始めていた。
 京都植物園の梅林。ここの梅林のまだ若い木が多く、背はそう高くない。寄りの写真が簡単に撮れるのだろう、大きなカメラを抱えた写真愛好家たちが大勢来ていた。
 花に近づいてみると、蜜のいい香りが芳ばしく立っていた。これだけ強く香っていれば、きっとメジロが来ているはずだと探してみたが見付けることはできなかった。
 しかしよく耳を澄ませると、様々な野鳥の声に混じってメジロの声がすぐ近くの高い木の梢から聞こえているのが分かった。
 きっと沢山集まっているのだろう。それなのに人がいるので降りてこれない。
 腹を空かせて恨めしげに私たちを見下ろしているメジロの可愛らしい姿を想像して、かわいそうだけどちょっと笑ってしまった。
わろてんと、よ、どっかどこかへ行け!」
なんて思いながら怒ってるんだろうな。

 梅の蜜を吸いにメジロが集まることは、ほぼ常識の範囲の事実らしい、ということを知ったのは、実は一昨年の春のことだ。
 京都御苑の梅林で、たくさんのメジロが蜜を吸っている可愛らしい姿を見た。(過去記事[桃林と梅林。そしてメジロ])
 気になっていろいろ調べてみると、「『梅に鶯』という言葉があるが、梅に集まるのは実はメジロで、鶯と似た緑色の羽を昔の人が勘違いしたのでは」などと言う乱暴な仮説も見つけた。

 あれからもう二年か。早いなぁ。
 今年の春は、何か新しいことが見つかるかなぁ。




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Posted on 2016/02/06 Sat. 15:53 [edit]

category: エッセイ

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